華麗なる最高指揮官の甘やか婚約事情
じわじわと頬を染めて挙動不審になるアンジェと、彼女に優しい笑みを向けるエトワルくん。
ん? 今のエトワルくんの発言と、この様子はひょっとして。
「えっ、もしかして、ふたり……!?」
目を丸くする私に、アンジェは俯いてもじもじしながら、かろうじて聞き取れるくらいの声で言う。
「実は、付き合うことに……」
「きゃー!」
口を両手で覆い、思わず叫んでしまった。
恋人同士になれたんだ! アンジェの恋も実ったんだね。ありふれた言い方だけど、自分のことのように嬉しい。
「よかった~本当によかったね~! おめでとう!」
片手に花束を抱えたままアンジェに抱きつく私に、彼女は「大袈裟だって」とクールに言うものの、表情は嬉しそうだった。
ひとしきり喜んだあと、私はエトワルくんに向き直る。
「アンジェのこと、よろしくね」
「もちろんです。一人前の騎士になって、僕がアンジェを守ります」
彼が私までキュンとしてしまう宣言をしてくれるものだから、アンジェはもう湯気が出るんじゃないかというほど顔を真っ赤にしていた。
ん? 今のエトワルくんの発言と、この様子はひょっとして。
「えっ、もしかして、ふたり……!?」
目を丸くする私に、アンジェは俯いてもじもじしながら、かろうじて聞き取れるくらいの声で言う。
「実は、付き合うことに……」
「きゃー!」
口を両手で覆い、思わず叫んでしまった。
恋人同士になれたんだ! アンジェの恋も実ったんだね。ありふれた言い方だけど、自分のことのように嬉しい。
「よかった~本当によかったね~! おめでとう!」
片手に花束を抱えたままアンジェに抱きつく私に、彼女は「大袈裟だって」とクールに言うものの、表情は嬉しそうだった。
ひとしきり喜んだあと、私はエトワルくんに向き直る。
「アンジェのこと、よろしくね」
「もちろんです。一人前の騎士になって、僕がアンジェを守ります」
彼が私までキュンとしてしまう宣言をしてくれるものだから、アンジェはもう湯気が出るんじゃないかというほど顔を真っ赤にしていた。