華麗なる最高指揮官の甘やか婚約事情
いつどこで、どうやって付き合うことになったのか、なれそめを知りたくてしばらく質問攻めにしていると、いつの間にか私の隣に立っていたある人が、しみじみと独り言をこぼす。
「若いモンはいいねぇ~。酒が進むなぁ」
うんうんと頷きながら、手にしたグラスを口に運ぶその人は、こちらも久々に再会するマジーさんだ。
相変わらずのローブ姿で、お酒が似合う彼を見た瞬間、また感動が湧き上がる。
「マジーさん!」
「リルーナ姫、ご結婚おめでとう」
驚きと喜びでいっぱいの私に、彼はにこやかにお祝いの言葉をくれた。マジーさんにも会えて嬉しい!
気品を損なってはいけないということを忘れてはしゃぎそうになっていると、貴族の方々との話を終えたフレイヴがやってきた。
「マジーさん、あんまり飲み過ぎるなよ」
「こんだけ美味い食い物と酒があるのに、そりゃ無理な話だ」
「しょうもないオヤジだな」
以前と変わらない調子のやり取りに、笑いがこぼれてしまう。
こんなふうに仲が良いことにも、今はとっても納得できる。ふたりは私が襲われたあの頃からの付き合いなのだから。
「若いモンはいいねぇ~。酒が進むなぁ」
うんうんと頷きながら、手にしたグラスを口に運ぶその人は、こちらも久々に再会するマジーさんだ。
相変わらずのローブ姿で、お酒が似合う彼を見た瞬間、また感動が湧き上がる。
「マジーさん!」
「リルーナ姫、ご結婚おめでとう」
驚きと喜びでいっぱいの私に、彼はにこやかにお祝いの言葉をくれた。マジーさんにも会えて嬉しい!
気品を損なってはいけないということを忘れてはしゃぎそうになっていると、貴族の方々との話を終えたフレイヴがやってきた。
「マジーさん、あんまり飲み過ぎるなよ」
「こんだけ美味い食い物と酒があるのに、そりゃ無理な話だ」
「しょうもないオヤジだな」
以前と変わらない調子のやり取りに、笑いがこぼれてしまう。
こんなふうに仲が良いことにも、今はとっても納得できる。ふたりは私が襲われたあの頃からの付き合いなのだから。