私と君

チクタク チクタク


「あ、動いた!!」



「この時計、絶対関係あるよな」



「うん」




「実は俺もなんだ」



「え?」



「ほら、見てみろ」



「ほんとだ・・・。裕翔先輩のと同じ・・・。」



今の時間が何時なのか気になり携帯を見た。
午後6時


そして手に書かれている1本の針は6をさしている。


考えていることは同じだった。


12という数字を過ぎたら現代に戻るってゆうことを。



よく漫画で針が一周したら元の世界に戻るとかってあるよね。



「残された時間は少ないな」



「そうだね・・・。」
< 34 / 84 >

この作品をシェア

pagetop