【短】屋根裏の王子様


今日は、日曜日。


二度寝ならぬ三度寝をしたのちお昼すぎにむくっと起きたわたしは、朝ご飯兼お昼ご飯を食べようと考えていた。


そんなとき、部屋の呼び鈴が鳴った。


誰も呼んでいないし、荷物が届く予定だってない。


もしかして……実家からのお届けものかな?


なんて考えているとまた呼び鈴が鳴ったので、部屋着のまま慌てて玄関の扉をあけた。



そこに、いたのが……


「新聞、とってます?」


__このおじさん、というわけだ。


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