鈍色、のちに天色
ドキドキしちゃうんです。
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:*
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:*
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:*
「背筋は伸ばして!」
「はいっ!」
「あと、腕をよく振ること!」
「りょーかいです!」
南那とのことが解決してから、数週間が経った。
6月に入った今、ムシムシとした季節。
あたしは相変わらず、陽希のコーチをしていた。
いつの間にか、放課後に陽希の走る姿を見ることが、あたしの楽しみになっていた。
部活が終わったあと、あたしはいつも陽希に送ってもらう。
『遠回りになるし、大丈夫だよ』って言ってるのに、『心配だから!』と言って一向に聞いてくれないんだ。
あたしの親か、陽希は。
そう思うくらい心配してくれる。
でもそれが嬉しくて、断りきれないんだよね。
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「背筋は伸ばして!」
「はいっ!」
「あと、腕をよく振ること!」
「りょーかいです!」
南那とのことが解決してから、数週間が経った。
6月に入った今、ムシムシとした季節。
あたしは相変わらず、陽希のコーチをしていた。
いつの間にか、放課後に陽希の走る姿を見ることが、あたしの楽しみになっていた。
部活が終わったあと、あたしはいつも陽希に送ってもらう。
『遠回りになるし、大丈夫だよ』って言ってるのに、『心配だから!』と言って一向に聞いてくれないんだ。
あたしの親か、陽希は。
そう思うくらい心配してくれる。
でもそれが嬉しくて、断りきれないんだよね。