アオイロノヒマワリ ―咲―


本当にこれで良いの?




真実を知ってて話さない私を何で問い詰めないの?




問い詰めれば、全てが分かるのに。




すると、肩に軽い重みを感じた。




肩に伸びる手の先を辿ると、そこには近藤さんがいた。




「近藤さん、私……」




「大丈夫だ、君の気持ちは分かっている。だからこそ、私達は君から先のことを聞くわけには行かない」





近藤さんは優しい笑みを浮かべると、土方さんと共に広間の方へ向かった。



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