アオイロノヒマワリ ―咲―


意識が朦朧としているのか、彼は譫言のように言葉を紡ぐ。




「何故……あの人なんだよ……」




あの人?




「何故……あの人も君なんだよ……」





君?




あの人に君……、もしかして……っ!?





脳裏に浮かんだ二人が彼のいう『あの人』と『君』なら沖田さんは──。




そして、沖田さんは決定的なことを言った。





< 271 / 343 >

この作品をシェア

pagetop