アオイロノヒマワリ ―咲―



「お、斎藤。巡察ご苦労さん」




「ああ。随分珍しい組み合わせで甘味処に来ているな」




「だろ?甘いもので誘惑して、口説こうと思ってな」




「「は!?」」





原田さんの爆弾発言に目が点になる。





口説く?誰が誰を?





私と斎藤さんの反応が同じだったことが面白かったのか、原田さんはお腹を抱えて笑っていた。




「冗談だって。二人揃って同じ反応するなよ、面白いじゃねぇか」




原田さんはヒイヒイ言いながら涙目で私と斎藤さんを見る。






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