アオイロノヒマワリ ―咲―
私は聞き覚えのある声に店員さんを見た。
そして、お互いがお互いを指差す。
「「あーーーーー!」」
私とそいつの声が響く。
「どうした、向井!原田に何かされるのではと近くにいたのだが正解だったようだな!」
すると、少し前に別れたはずの斎藤さんが店内に飛び込んできた。
でも、予想と違った光景に目をぱちくりしていた。
「斎藤、俺はそんなに信用ならねぇか……?」
涙目で肩を落とす原田さんが憐れだ。