アオイロノヒマワリ ―咲―



でも、今はそれどころじゃない。




何せ──。





「日葵、やっと見つけた!」





全然行方が分かっていなかった幼なじみ、祥成が目の前にいるのだから。





「良かった、生きてたんだな!心配し──ゴフッ!」




安心したように笑う祥成に、私は本気のグーパンチを祥成の顔面にお見舞いした。





あ、ちなみに注文した甘味はテーブルに置かれているから問題ない。





突然グーパンチをされた祥成は呆然と座り込み、原田さん達は唖然としていた。





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