アオイロノヒマワリ ―咲―



「「助けてもらって良かったな、少年」」




声を揃えて祥成の肩を叩く原田さんと斎藤さん。





二人に肩を叩かれて頭をひねる祥成。





うん、私も助けてもらって良かったと思う。






だって、変な親父に襲われるって、ねぇ?





幼なじみの貞操が守られたことに安堵する。





「で、日葵は新選組にやっかいになってるのか?」




斎藤さんが着ている隊服を見て、祥成は私の居場所を察したらしい。





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