アオイロノヒマワリ ―咲―



「うん。そのうち、土方さんに言って紹介するよ」





「ああ。そう言えば、光岡にも会えたんだよな?無事だったか?」





「……元気だったよ。でも、希月は長州についてて、これから起こることを話してるっぽい」




祥成の顔がしかめられる。





「それって未来が変わるかもしれないってことだよな?」





「祥成の割には察しがいいね。池田屋の時、現に未来とは違うことが起こった」





私の言葉に祥成は考え込むように顎に手を当てる。





そして、ハッとしたように私を見る。





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