アオイロノヒマワリ ―咲―


「それはいつだ?夕刻前には俺の部屋に居たぞ?」




「分かんねぇんだよ。俺と外出から帰って来て、土方さんの部屋に行ったまでは分かってんだが……」




原田は苛立ったようにガシガシと頭をかいている。




ということは俺が寝ている間に居なくなったのか……。




一体何故急に居なくなった?




幼なじみを見つけて、喜んでたじゃねぇか。




「そういや、アイツ。幼なじみを見つけたって言ってたがそいつのところにいなかったのか?」




「ああ。でも、いなかった」




……手がかりなしか。
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