アオイロノヒマワリ ―咲―
うわ……、めっちゃイケメン……。
土方さんとは違うイケメン具合に見惚れていると、沖田さんは衝撃的なことを口にする。
「うわー、本当にあの女そっくり。体は貧相だけど」
「あ゛!?」
土方さんだけでなく、アンタもそれを言うか!?
同じ事を、しかも、初対面でほぼ開口一番に言われるとか何なの!?
つい、ムカついた私は自分でも驚くくらい低い声が出た。
「総司、女子にそんなことを言ってはならん!」
通る低い声と共に、沖田さんの頭に拳骨が落ちた。