アオイロノヒマワリ ―咲―
「はぁ……」
無意識に今日、何度目か分からないため息を吐いた。
「どうしたの、向井ちゃん?さっきからため息ばかりだよ」
すると、一緒に掃除をしていた藤堂さんが心配そうに見てきた。
「いや……何か、色々疲れまして……」
新選組の屯所……、幕末に来て早三日が経った。
その三日で私は色々と疲れた。
現代とは生活環境が違うし、祥成達の行方は分からないし、沖田さんは敵意剥き出しだし……。
考えただけでまたため息が出た。