【完】恋愛モノポリスト
「もう!りょーたのばか!」
「俺は好きだよ?」
「ばかばかばか!」
「うん、でも、俺はななが好きだよ?」
「…っ!私はその何十倍も好きなんだからね!」
「…独占していいよ?」
「は?」
「ななになら、独占されたい」
「……ばか」
「でも…今は…独占させてもらうから…」
「…ん…っ」
壁に押されるようにして繋ぎ止められる。
惜しげもないキスの嵐に、さっきまでのりょーたの熱を思い出してしまい、鼓動が早くなる。