【完】恋愛モノポリスト
届くようで届かない距離
その日は全然眠れなくて、一晩中悶々としていた。
なんだろう?
なんなんだろう?
そう考えまくって、出てきた答えは…恋?
私、もしかしたら、恋してるの?
それって…好きな人が出来たって事だよね…?
「うわー…私でも恋とか出来るんじゃん」
そう部屋の中で呟いて、ぼぼぼっと顔が赤くなるのをタオルケットを頭から被る事でなんとかやり過ごす。
「どうしよ…これ、誰に相談すればいいの?」
ぐるぐるとタオルケットを自分に巻き付けて、私は少しの間考え込んでいた。