私と君と。
〜夕side〜
「夕大丈夫だった?」
「うん、あのくらい大丈夫だよ。相手も支えてくれたし」
「よかった。そいえば、柊優君だったよね。周りの子達羨ましそうな顔で見てたよ?」
「ふーん。何が羨ましいんだろ。そんなに好きならもっとアピールでもしたらいいのに」
「いやいや、これ以上凄くなったらもっと煩くなるよ?」
言われて想像してみると、ゾッとした。これ以上煩くされるのも迷惑だと感じる。
「確かにそうだね…」
「さ、早く行こ行こ!」
背中を押され、体育館へと急いだ。