私は象がいいの。


『ふぅ〜極楽♪極楽♪』

そう1人呟いたのは
僕と同じ制服を着た女の子だった。

女の子は席が空いてるのにも関わらず
僕の横に座ってきた。”鬱陶しい”とは
こういう事を言うのだろうか?

それにしても視界に見えた
細い体をした彼女があの足音とは
さぞかし家はもう崩壊寸前であろう

そう一人思いながら窓を見つめ直す


その時だった。



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