私は象がいいの。



『ねえ?何年生?』

彼女がそう言うのを隣に居る僕は
自分の耳で聞き取った。

足音がデカイだけでなく
バスの中で電話か…。

歩き方も常識も知らないなんて
怪獣の生まれ変わりか何かか?


『ねえってば!』

その言葉と同時に腕に痛みが走る

思わず彼女を見てしまった。


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