最初で最後の恋は君でした。
✩ prologue ✩
恋なんか今まで興味なんてなかった。
そんなものしてたところで時間の無駄。
祐也『俺、涼介のこともっと知りたい。』
勉強以外のことなんて考えたことない。
急に、俺の中に祐也は入ってきた。
祐也『自分で自分を傷つけるな。何かあったら俺に相談しろって言ってるだろ?1人で抱え込むなよ。』
何があっても祐也は俺の味方だった。
それが嬉しくて嬉しくてたまらなかった。
初めて恋を教えてくれた人。
嬉しい気持ちや悲しい気持ち、苦しい気持ちも全部教えてくれた。
この恋が永遠に続くと思ってた。
恋には終わりがあるって俺は知らなかった。
そんなこと、祐也は教えてくれなかった。
でも、もう祐也以外の人には恋に落ちない。
だって。
「最初で最後の恋は君でした。」