病院は苦手なんです!



「ひなちゃん連れてきました山本先生」
後ろから視線を感じる…


「あぁ…ありがとう橋本さん」
橋本さんは俺に会釈をして診察室を退出した


「さて、ひなよく眠れた?」
見ていた検査結果のプリントを机に置きひなに向き直った


「うん」


「今回そんなに検査疲れたの?」
淡々と答えていくひな

「うん」


「それはどう言う事かわかってるよね?
この前までのひなならまだ余裕があったよね?」


「......」
俯いて黙ってしまうひな


< 208 / 300 >

この作品をシェア

pagetop