病院は苦手なんです!


「そっか、忙しい両親の代わりに……」

「はい」

輪投げゲームをして遊んでいる。夏樹、蜜柑ちゃん、杏香ちゃん、桃花ちゃんの姿が見える、近くのベンチで私と桔平君は座っている。

「桔平君は、偉いね」

「そ、そんな事ないですよ‪w」

「私ね…小さい時から病院暮しが多くってしーちゃんにお姉ちゃんらしい事、何もしてあげられなかったから」

沢山、しーちゃんには寂しい想いをさせちゃった

「~なんってねフフ」

「ひなさん……」

ほんとはね、桔平君が羨ましいよ

「にぃたん…かえろう~」

今日いっぱい歩き回った、蜜柑ちゃんは、
体力が限界で夏樹の背中で寝そうになっていた

「うん。帰ろう」
夏樹の背中から桔平君の背中に移り変わるとみるみるうち蜜柑ちゃんは寝てしまった

やっぱり、お兄ちゃんの背中が1番落ち着くよね

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