病院は苦手なんです!
☆
鬼山兄妹と別れた途端、身体の力が抜けて倒れそうになると
「ひな、無茶しすぎ……」
夏樹が私の身体を支えてくれていた
「ごめん……」
「このまま保健室まで向かうぞ」
夏樹にお姫様抱っこされ、保健室へ
保健室の中には、誰もいない
私と夏樹の二人きり
ベットに下ろされ、今は横たわっている
「夜ぐらいに、熱上がってくるかもな」
持ってきていた聴診器で診察をしてくれた
「少しここで休みな、姉貴から許可は貰ってあるから安心して眠りな」
優しく頭を撫でてくれる夏樹に「ありがとう」とお礼を言い、少し休むことにした