病院は苦手なんです!

夏樹side



医局に戻り帰る支度をする。


「今日はもうあがりか?」


隣でカルテを整理していた
竜也が声をかけてきた。


「うん…何w寂しいわけ?」


「別にそうじゃねぇよw
そういや…今日ひなちゃん退院だっけ?」


「そうだけど?」

ん?


椅子に座ったまま俺に近づいてきて耳元で囁いた。


「告白したのかよ?」


「ば、ばか…そんな簡単に出来たら…苦労しねぇよ…」


「早くしねぇと…俺が取っちまうかもよw」


「ぜって~嫌だし!
あ、時間だから行くわ…じゃぁな……」
荷物を持ってひなの病室に向かう。

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