病院は苦手なんです!


「雫もいつまで…ひなに抱きついてるつもり?早く、勉強の続きしなさいよ!」


「は~い!!」


再びキッチンへと戻って行くお母さん。


私を後ろから抱きついていた手を離す雫。


「何かあったら壁を叩いて僕を呼んでね?」


「うん♪ありがとうしーちゃん」


そう言って、各自の部屋に戻る。


しーちゃんとは、部屋が隣同士で


発作が起きると壁を叩いてしーちゃんに


知らせる様になっているの!

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