となりの席
4章
芽衣side
倒れてから一ヶ月半がたって、六月も終わりという頃、やっと退院出来た。
長かった...。
けど、運動規制も増えて、車椅子生活になった。
前よりも薬はどっと増えて、食事も規制されて、もう、乗り越えられない気がする。
「久しぶりの学校、緊張する?」
「うん...」
緊張しかしない、もうむしろ行きたくないに心が傾いてる。
「だろうと思って、紗彩ちゃんが一緒に学校行ってくれるらしいよ」
お母さんが言った途端、車が止まった。
「久しぶり!!芽衣〜!」
「あ...紗彩...久しぶり...」
顔を見た瞬間、涙が溢れ出た。
「芽衣なんで泣いてんのよ〜」
また、紗彩と学校に行ける。
それが何故か嬉しかった。
「さ、着いたよ。ちょっと待ってね」
お母さんは車を降りると車椅子を開けてドアの前に置いてくれた。
紗彩の肩を借りて、車椅子に乗った。
「芽衣、紗彩ちゃん、行ってらっしゃい!」
「行ってきます!」
紗彩は車椅子をゆっくりと押してくれた。
「紗彩ごめんね?貴重な朝のデートの時間奪っちゃって...」
「何言ってんの〜、芽衣の為なら何でもするもん〜」
こんな優しい友達をもてて、やっぱり自分は幸せ者なのかな...
長かった...。
けど、運動規制も増えて、車椅子生活になった。
前よりも薬はどっと増えて、食事も規制されて、もう、乗り越えられない気がする。
「久しぶりの学校、緊張する?」
「うん...」
緊張しかしない、もうむしろ行きたくないに心が傾いてる。
「だろうと思って、紗彩ちゃんが一緒に学校行ってくれるらしいよ」
お母さんが言った途端、車が止まった。
「久しぶり!!芽衣〜!」
「あ...紗彩...久しぶり...」
顔を見た瞬間、涙が溢れ出た。
「芽衣なんで泣いてんのよ〜」
また、紗彩と学校に行ける。
それが何故か嬉しかった。
「さ、着いたよ。ちょっと待ってね」
お母さんは車を降りると車椅子を開けてドアの前に置いてくれた。
紗彩の肩を借りて、車椅子に乗った。
「芽衣、紗彩ちゃん、行ってらっしゃい!」
「行ってきます!」
紗彩は車椅子をゆっくりと押してくれた。
「紗彩ごめんね?貴重な朝のデートの時間奪っちゃって...」
「何言ってんの〜、芽衣の為なら何でもするもん〜」
こんな優しい友達をもてて、やっぱり自分は幸せ者なのかな...