となりの席
「竹野、おはよう、もう平気か?」


「はい...」


「主治医の先生からは一応学校に説明があったから、何となく体調のことは聞いてるんだけど、佐藤以外には伏せてるんだよな?」


「はい...」


「分かった。けど、無理は絶対にすんなよ?言いにくくても、佐藤にはちゃんと体調が少しでもおかしかったら言うんだぞ?」


「ありがとうございます...」


「あと、数学とか、分からんとこあったら、いつでも教えてやるからな? 竹野がよければ、家でも病院でも行くしな?」


「ありがとうございます」


主治医の先生は、何を言ったんだろうか。


あと半年、持つか持たないかそうなので、楽しませてやってください


そういったかもしれない...


「芽衣?大丈夫?疲れた?」


「ううん、大丈夫!.....ただちょっと、緊張してるだけ...」


「そうだもんね、ごめんごめん、でもほんと、みんな心配してたからね!ほんとに良かった...」


「迷惑かけてばっかで...ごめんね?」


「芽衣気にしすぎだよ〜!!迷惑なんて思ってないからさ!!」


なんでこんな体に生まれて、人に迷惑ばっか掛けてんだろ...
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