となりの席
「芽衣ちゃん、久しぶりだね、おはよう!」


いきなり声をかけられて、振り向くと...


「奏太...くん...」


「体調大丈夫?」


「うん...もう平気だよ」


「そっか...よかった!」


奏太くん...私、すごく悪いことしたよね...


告白されてからずっと学校休むなんて...


「よかったらさ...今日二人で帰らない?」


「へっ...?」


やばっ変な声でた!!


恥ずかしい...//


「うん、いいよ?」


ちらっと目が合うと、なんか照れくさくて目をそらした。


奏太くん...好きって言いたい.....


でも...


私には爆弾があるから...


...


今日はいつもより調子がいい。


爪もピンクで、唇も青くない。


気分あげなくちゃね...


「お取り込み中?」


ぴょこっと後ろから紗彩が顔を出した。


「いやっ...別に?」


「ごめんねっ邪魔しちゃって...芽衣これ休んでる間のノートのコピー。私の愛がいっぱい詰まってるから全部見てね?」


「あっ...ありがと〜!」


紗彩は優しい。


紗彩がいなかったら、自分は今どうなってたんだろ...
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