月の、ナミダ
序___ぼくの日常
_____疲れた



僕はあくびをしながら、今しがた出来上がった資料に目を向けた。


(明日のプレゼンには間に合うな。明日の朝に森本さんにコピーしてもらうか。)


疲れきった体を奮い立たせ、帰り支度を始めた。

「山田さん……だいぶお疲れですね。休みとれてます?」


目の前にいる後輩の女の子____森本さんだ。


「君こそ最近休んでないんじゃない?疲れてるっぽいけど……」

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