恋してから。
「降りるよ」


そう言われて私は
急いで昌樹くんの跡をついていく



私は歩くのが人よりも少し遅い。
だけど、それを何も言わずとも
歩幅を合わせてくれてるんだなと
歩いている時、私は気づいた。



”それって口に出していいのかな?”


と考えながらも
昌樹くんから話題をふられたので
その気持ちは一人で心の奥に
しまっておくことにした。




連れてこられたのは
室内アミューズメントパークだった。


「ここいいかな?と思ったんだけどどうかな?」



「いいと思う!行こー!」



そう言ってチケットを買い
中に入る。


2人でどの乗り物に
乗るか悩んでいると



「これ面白そー!」


私が見つけた乗り物を指さすと



「いいね!これにしようか!」



そう言って2人で列に並ぶ。
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