恋してから。
並んでいると



「俺なんか飲み物買ってくるよ!何系がいい?」



「えっ?いいの?したら…コーヒー系がいいな!」



「わかった!ちょっと待ってて!」



そう言って昌樹くんは
一度列から出て
来る途中に見つけた自販機の方へ




”本当によかったのかな?”



私がそんなことを考えていると
携帯が鳴る。


携帯を見ると昌樹くんからの
電話だった



「えっ??」



思わず、声が出てしまう。

私は慌てて電話に出る。



「もしもし?」



「もしもし奈留美ちゃん?なんかアイスも売ってるんだけどどっちがいい?」


「あっ。えーっと…昌樹くんはどっちにするの?」



いきなりの電話の動揺が隠しきれず
なかなか話題が頭に入ってこない。



「俺は、アイス見てたら食べたくなったからアイスかなー」



「したら私も!」



「わかった!写メ送るからメールで見てどれがいいか教えて!」




そう言って電話が切れる。
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