天使と悪魔の子

暖かいものが私を包んだ。

「遅くなってごめん。」

優しく甘い声が脳を震わせる。

もっとその暖かさに触れていたくて、

“何か”に顔を埋めた。

そして、頬に一筋、熱い想いが零れた。

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