天使と悪魔の子

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いつも通り不良達の間を影を薄く通り抜け自分の教室に入った。

「美影!おはよう」

『日和さん、おはよう』

「え?ぁ、さん?」

鞄を机の上に置いて頭を伏せる。

前のようにするんだ

心を潰せ

結局

傷付くのは目に見えてる。

今ならまだ間に合う。

自分を、守るんだ。

ゆっくりと目を閉じるとまた悲しい夢の中に居た。
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