幸せになれるの?
「光子、どうしたんだよ!?
お前、そういう冗談とか言わない奴だろ?」
「冗談じゃ無いから。」
「…なんかあったのか?」
私は、床に散らかっている服を拾いながら、
「初恋の人と再会してさ、その人に告白されたんだ。」
と話し始めた。
「…そっか…そいつと付き合うのか?
…なら、なんで俺のとこになんて来た?」
貴紀は視線を落とした。
< 116 / 144 >

この作品をシェア

pagetop