幸せになれるの?
「俺は、欲望だけで女を抱かない。
好きな女だから抱きたい。
その女が嫌だっていうならしないで我慢だってする。
…その相手は光子だけだって、知ってるだろ?」
貴紀の熱い視線に私は大きく頷いた。
そして、今まで恋愛事では流したこと無い涙が自然と流れていたことに気づいた。
ああ、私、貴紀に愛されてるいることをこんなに幸せに感じているんだ。 
< 128 / 144 >

この作品をシェア

pagetop