幸せになれるの？

久しぶりの行為は、少し苦しい…痛みさえ感じた。
でも、貴紀と触れ合え、何度も『愛してる。』と言われて私はとても幸せだった。

貴紀に腕枕をしてもらうのはくすぐったい。
いつも寝ている時にしてもらっていたというけど、記憶にはない行為だから。
「俺はお前が俺を好きじゃないって思ってた。
だから、言えなかった。」
「ん？何？」
「俺との結婚を考えて欲しいって…。」
前電話で話をした時も結婚というフレーズが出た。
でも、私はすぐに貴紀の言葉を止めたんだったね。