幸せになれるの?
「伽耶ちゃんとは、あのまま会って無いのか?」
「うん。 私って本当に性格悪いよね?」
「そこまで伽耶ちゃんを許せなかったのは嫉妬だったと思えば、性格悪いとかは言えないけど…伽耶ちゃんは可哀想だな。」
「…うん。」
「あの日、目覚めて伽耶ちゃんは焦って言ってたよ。
『隣に寝ているのは、美菜か光子だと思い込んでた。』
って…俺と一緒の部屋にずっといる方が光子は嫌な思いをするだろうから、自分は帰るって帰って行った。」
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