幸せになれるの?
美菜はそのまま私の家へお泊り。
「美菜って、陽輔と一樹と連絡取ってたんだ?」
「ううん、ちょっと前に陽輔と仕事で偶然会って。 なんか、大人の男になってたから、名刺見るまで気づかなかったんだよ。」
「なんだ~、私と一緒じゃない!」
男の人も変わるんだな…。大人っぽくなったというか男くさくなった。
「光子、久々に見た一樹はどう?」
美菜は意地悪く私に言う。
「どうって…。」
「陽輔から、今でも一樹と連絡取り合ってるって聞いて、すぐに光子に会わせたいって思ったんだよ?」
「…。」
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