幸せになれるの?
「それが居ないんだって…あ、陽輔は彼女居るよ。」
「へ~、そうなんだ? まぁ、今の陽輔なら彼女居ない方がおかしいかな。」
「陽輔、かっこいい?」
美菜は興味津津といった顔をする。
「かっこいい…かは、人の好みだけど。 中学生の頃の坊主とは随分印象変わったよね?」
「でしょー!? 私も驚いたもん。 背もすごく高くなったし、男っぽくなった!」
「ちょっと、美菜。 陽輔には彼女が居るんでしょ? 好きになんてならないでよ!?」
あまりに興奮して話をする美菜に釘を刺す。
すると美菜は、大きな声で笑いだした。
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