幸せになれるの?
「お前の香水…伽耶ちゃんがお前の香水付けてたから…俺は自分の腕に抱いてるのはお前だって思ってたんだ。」
たしかにあの日、伽耶は私の部屋に来てすぐに『これ、どんな香り? 私今日は付けてきてないから付けさせて~』と言って私の香水をつけていた。
…話しに矛盾はない。
「でも、私とはしないような事してたよ。」
「は?」
「頬すりよせたり、腕枕したり…。」
それがとてもショックだった。
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