幸せになれるの？

…私、貴紀に絶対の信頼を置いていた。
その貴紀でさえ、伽耶の前ではただの男になってしまったと知り、何が信用できるのか分からなくなった。
でも、貴紀は伽耶とは寝てないないとハッキリ言ってくれた。
あの言葉を今は信じている。
もしも電話があったあの時に、貴紀ともう一度会ってきちんと目を見て話をしていたら、私はまた伽耶を信じられたのかな？