さつじんきと同居
「うふふ!うちはグレネード!」

太ももの部分から取り出した爆弾は、TVで見たようなごついやつだった。

「私は、体術」

細くて綺麗な足をビュンと上げてウインクをした。一つ一つが美しい。

「みおくんは?」

どんなのなんだろうと見つめた。

「俺は…ナイフ」

袖口からギラリと鋭く光るナイフが。

「え?僕は?」

後ろを振り向くと…あれ?いない。
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