さつじんきと同居
「違う違う!!下だよ下!」

慌てて下を向くと口をムッとして恐らく怒っている様子の小さい男の子が。

「君は?何を使うの?」

「ふふーん!僕はねー?」

金髪男子の体がすっと浮き上がった。

「ヒモ、だよ!」

その手にあったのは細くてすぐにちぎれそうなヒモ。
クイッとちょっと動かしただけで金髪男子の頭が天井にぶつかる音が聞こえた。
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