さつじんきと同居
席につくと、結彩が前の席に座って私と向き合う。

「結彩って凄いね」
「何がね?」
「ビシッて自分の意見が言える所」
「だってさ?自分の意見言わないと相手にわかんないじゃん?」

私はハッと思い出す。
あの女の子に、はっきり言っておけば痛い思い辛い思いせずに済んだかもしれない。
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