さつじんきと同居
「てかさ〜。気になるんやけど。そらさ、なんでみおと仲良くなったん?『縁』って何のこと?」

どうしよう…組織の人たちはこのこと言っちゃダメって言われたし…でも、結彩は親友。
隠し事はしたくない。

「なんかうちに言えんことあると?」
「あのね、私が公園にいたときみおくんに会って、顔の傷の手当してもらったの。そしていじめのことが気になるからって言われて…」

結彩は私の顔をじっと見つめる。嘘かどうか、見極めてるみたい。
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