どうして君を好きになったんだろう
って思ったのは一瞬で、今私の目の前には璻の元カノの亜柚さん。


「初めまして、じゃあないね?」


「・・・・・そうですね。なんかようですか?」


「まぁまぁそんなに睨むことないじゃない。ちょっとあなたと話したいと思って。ちょっとカフェにでも寄らない?」


私は亜柚さんの後ろをついていき、近くのカフェに入る。


「カフェモカ、アイスで1つ。あなたは?」


「オレンジジュースで。」


定員さんが行くと私は亜柚さんに言った。


「あの、あなたって言わないでもらえますか?私の名前、怜香です。」


「ごめんね。じゃあ怜香ちゃんで。私の名前は・・・・って知ってるか。」


「亜柚さんですよね?」


「さんだなんて。ちゃんでいいよ。」


言い終わると私達の間に沈黙が流れる。


先に話し出したのは亜柚ちゃん。


「めんどくさいから率直に聞くわ。璻と付き合ってるの?」


やっぱりそれか。


「いいえ。友達です。」
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