どうして君を好きになったんだろう
身体が重くて全然動かない。


だるくて、寒くて、目眩がする。


「今、誰か呼ぶからね!!ちょっとスマホ借りるよ!」


瑚春が私のスマホをいじって誰かに連絡を取る。


「瑚春?・・・・・今日、親いない。」


「えっ!?仕方ない、私の家行くよ。まず、保健室ね。」


瑚春が私のことを支えながら歩く。


保健室に着くと私はその場に座り込んでしまった。


「先生!怜香の家今日誰もいなくて、私の親に許可取ったので一緒に病院行くことになったんですけど。」


瑚春が必死に保健の先生に話す。


先生も分かってくれたみたい。


そして、瑚春のお母さんの車に乗って瑚春の家に向かった。


多分、瑚春の部屋に案内されてベッドに入る。


「お母さん看護師だから任せて!!」


「怜香ちゃん?今からちょっと診察するよ?」


「ご、ごめんなさい。」


私はそこまで言って目を閉じた。


何分寝てたか分かんないけど、段々頭が楽になってきた。

< 111 / 202 >

この作品をシェア

pagetop