どうして君を好きになったんだろう
そう言うとスマホで撮った合格通知書を見せてくれた。


「・・・・・凄い。おめでとう!!璻!!」


「ふっ、ありがとう。怜香ならそうやって思いっきり笑ってくれると思ってた。」


驚いた。


消防士になりたいなんて。


でも、ぴったりだと思う。


「璻は優しいし、人1倍頑張る人。だから、消防士にぴったりだと思う。それと、教えてくれてありがとう。・・・・驚いたけど、嬉しい。私よりも先に受かってたなんて・・・」


「ごめん。でも、怜香の邪魔したくなかったから。それにサプライズの方が楽しいでしょ?怜香の驚いた顔見れるし。」


ニヤっと笑う璻。


「もう!!・・・・・・消防士か。」


璻も話してくれたし、私の夢も話そうかな。


「あのね、私の夢も聞いてくれる?」


「夢?」


「うん。見つけたの。」


私がそう言うと璻が聞きたいと言ってくれた。


「私ね、作家になりたいの。」


「えっ!?作家!?」
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