どうして君を好きになったんだろう
「うん。昔から本を読むのが好きだったの。作家になろうと思ったのは実は彩芽がきっかけなの。」
「えっ!?彩芽?」
「うん。彩芽に貸した本あったでしょ?あの本ね、私の大好きな本なの。それで彩芽も好きだって言ってくれて。その時の表情が可愛くて。あの本はこんなに色んな人に喜んで貰えて幸せ者だなーって思ったんだ。それで私もそんな本を作りたいなーって思った。」
誰かが幸せになれる本。
私みたいに周りに気を使って、本当の自分を出せない人が本の中では素直になれるような、そんな本を作りたいと思った。
本の中は自分だけの特別な世界であってほしい。
「でも、作家って成功しなかったら大変なんじゃないの?」
璻が真剣な顔で言った。
「確かにそうだね。でも、やりたいんだもん。成功しなかったらするまで書き続ける。でもね、誰かの心に響く作品を作りたいのはもちろんだけど、自分が納得いく作品を書ければいいかなって。」
「えっ!?彩芽?」
「うん。彩芽に貸した本あったでしょ?あの本ね、私の大好きな本なの。それで彩芽も好きだって言ってくれて。その時の表情が可愛くて。あの本はこんなに色んな人に喜んで貰えて幸せ者だなーって思ったんだ。それで私もそんな本を作りたいなーって思った。」
誰かが幸せになれる本。
私みたいに周りに気を使って、本当の自分を出せない人が本の中では素直になれるような、そんな本を作りたいと思った。
本の中は自分だけの特別な世界であってほしい。
「でも、作家って成功しなかったら大変なんじゃないの?」
璻が真剣な顔で言った。
「確かにそうだね。でも、やりたいんだもん。成功しなかったらするまで書き続ける。でもね、誰かの心に響く作品を作りたいのはもちろんだけど、自分が納得いく作品を書ければいいかなって。」